故人の教え2008年03月16日 05時57分44秒

 昨日、未来クラブ会員のTさんの告別式に出席?参列?しました。
 言葉が不適切でもお許し下さい。Tさんは間違いなく「HIRAIさんそれで良いんだよ」と言ってくれるはずですから、私の言葉で書きます。

 未来クラブ会員の初めてのお葬式でした。
 
 お坊さん居ませんし、お経有りません。良く解りませんでした。やがて、親族の方から、献花。
 Tさんのお姉さんだと思います(順番と年齢で勝手に判断)が、サウンド・オブ・ミュージックに出てくる、キリスト教の尼さんと同じ服装をしていました。
 「キリスト教の告別式?なんだ」と思いましたが、初めてですから判りません。
 出棺の時に、未来クラブ会員のHさんと二言、三言話をしました。
 
 「初めて見る告別式です、色んなお葬式があるんですね、Tさんには
(このお葬式で)『広い視野で』、物を見ろと、最後まで教えられたような気がします」

 と、私が言ったら、Hさんも「そうですね」と言ってました。

 Tさんは亡くなっても、私に「外見で物事を判断するな、広い視野を持て」と言っているような気がします。

 それにしても、今日のブログは時間がかかりすぎです。こういうの「筆が進まない」と言うのでしょうか。キーボードでも筆ですか?。
 Tさんのニヤリを思い出しました。

「やよい」ちゃんのブログ2008年03月17日 05時56分29秒

 「やよい」ちゃんと言うのは、足立区長のニックネームです。多分、未来クラブと連協の一部の人しか知らないでしょう。
 未来クラブにやよいちゃん家の近所に住む人が居て、子供の頃ころから知っていて、やよいちゃんと言い始めたのがきっかけです。
 区長になる前からそう呼んでいたので、今でも、失礼とは思いますが「やよいちゃん」です。

 そのやよいちゃんのブログを今日初めてみました。ヤッピーのブログに書いてあったURLから入りました。

 頭は切れるし、結構美人、人生全て良い事だらけのように思っていたら、今日見たブログには、大学受験に失敗した時、合格した友達へ「おめでとう」と言えなかった事を悔やんでいました。
 かなり、憂鬱だったとのことです。

 そうですか、やよいちゃんでもそういう時期があったんですか。それにしても、受験失敗までは誰でも書きますが、憂鬱で友達に「おめでとう」と言えなかった事を悔やんでいるところまでかけるなんて凄いですね。
 普通は書かないでしょう。

 でも、そのお陰で、私を含め沢山の人が元気になったと思います。やよいちゃんでも、友達に「おめでとう」と言えなかった位、辛い経験をしている。私などはマダマダ大丈夫。
 コメントを入れたかったのですが、流石に無理です。
 コメント欄を作ったら、とんでもない数のコメントが来てしまうでしょう。
 
 折角、ブログ書いても、コメントが見られないとは、「寂しい~」ですね。
 私は大丈夫、私のコメントにコメントを入れる、優しいおっさんが居るから。(^_^)v

 今朝は書きたい事が有って、昨日の夜、下書きしたのですが、「やよいちゃんのブログ」を見て急遽変更でした。

毎朝2時間?2008年03月18日 05時56分58秒

 朝起きて、最初にする事は、コンピューターにスイッチの入れることです。そして、メールチェックとブログ拝見です。これで2時間以上を費やします。
 メールチェックは200くらいのスパムから必要なメール(大体10個くらい)を抜き出して見ます。返信がなければ15分くらいで終わります。
 その後の、ブログ拝見で1時間を費やします。お気に入りにブログと言うフォルダーを作り、現在20のブログに目を通します。コメントを入れる事も有ります。多いと5個位入れますから、こうなると3時間を越えます。それに、自分のブログを入れると4時間近くになる事も有ります。

 「勿体ない、4時間も」なのですが、お陰で、多少は、物事の本質を見る目が出来てきたような気がします。
 仕事柄?、機械の本質なら簡単なのですが、人の本質は難しいです。
 機械と人間を比べること自体間違ってます。ゴメンナサイ<m(__)m>

 それにしても、相手が「何をどう考えているのか」を知る事は重要な事です。
 私の仕事は、機械の開発設計です。量産品を作っている訳では有りません。
 ですから、同じお客さんでも、毎回要求が異なります。
 昨日は白でも今日は赤という事は日常茶飯事です。
 おまけに、同じ事を言われていても、言葉が変わる事が多く、頭の中はパニックです。
 お客さんが悪い訳では有りません。人の常と考えています。
 仕方なく、しつこく聞き返す事も良く有ります。お客さんもメンドクサイでしょうが、私も嫌気がさします。
 しかし、ここで手を抜くと、要らない機械ができて、私の人生を費やした意味がなくなります。
 ちょっと大げさ(^_^)v

 但し、その要望に応えられ、お客さんの「笑顔」を見た時の嬉しさは苦労した分だけ大きいです。
 言葉の「ご苦労さんは大体不可」でしょう。
 
 ですから、言葉は悪いですが、「人の本質、何を考えているのか」を知ることが重要になるわけです。
 その為の、2時間は必要な時間なのです。
 
 もっとも、私だけでなく、誰にでも言えることなのでしょう。

 それにしても、絵の無い寂しいブログ。ホームページと一緒に早くリニューアルしないと、私の考えが伝え辛い。
 自分を知ってもらうという、大事な事忘れていました。(^ム^)

見積書の意味2008年03月19日 06時24分42秒

 私の仕事は「機械の開発設計」です。言い方を変えると「機械の改良屋」です。修理業では有りません。現存する機械を改良し「より良い機械にする」事が仕事です。
 「新製品の開発じゃないの?」と言われますが、機械の改良も、新製品の開発も全く同じです。対象が機械全体なのか、1セクションなのかの違いだけです。全てのセクションを改良したら、新製品です。
 飛行機と同じです。(^ム^)

 従って、その為に必要な情報は全て出して頂かなければなりません。情報の取捨選択も私の仕事です。情報量が仕事の完成度を左右します。必要な情報を提供して頂くと完成度が高くなり、実用新案や特許が取れます。発明者は私とお客さん(情報元)ですが、出願者はお客さんです。実際に、特許を取得しているお客さんも居ます。
 逆に、取れるのを知っていても、公開したくないと言うお客さんもいらっしゃいます。全てはお客さん次第ですが、皆さん喜んでくれます。

 ところが、その情報を出してくれない方や後から出てくる時が有ります。それでは、仕事の完成度が悪くなります。
 「より良い物を、より安く」は、仕事として当然と考えていますが、試作=製品ですから、量産の製品と比較すると高いです。
 情報が少ないと、余分な機能を付けなければなりませんから、見積書が高くなります。
 お客さんが機械に詳しい方ですと、余分な機能に関して、相談できますし、「必要な場合は後から有償で」となり、見積書の金額は安く出来ます。

 この事を知っていてか、勘違いされてか、情報を出してくれないお客さんが居ます。「簡単な改良だから安く」と言われます。
 ところが、後から、少しずつ情報が出てくるので、その都度、構想変更となります。経費は高くなるのに、製品品質は落ちます。
 その上、「ただで直せ」と言ってきます。こういう客は無視するに限ります、間違いなく、知っていて、情報を出してこないのでしょう。
 見積書の意味がなくなります。

 試作品=製品のチェックをして頂いても、情報が出てこないときが有ります。最悪です。
 「ここちょっとおかしいみたいだよ」と一言言って頂ければ、直ぐに直して、最高の製品が、その場で出来たのにと、悔やむ経験少なくないです。
 言って頂いて、予想より遥かに良い性能を得た事の方が多いですから、「何であの時言ってくれなったのだろう」と悔やむ事になるのです。
 不具合部をハッキリ言って頂ければ、かかった工数も少ないですから、自主的に請求書の値引き対象にしています。
 お客さんも私もニッコリです。

 今、お付き合いしているお客さんとの、見積書に関しては明日書きます。

見積書の続き2008年03月20日 02時59分53秒

 今、お付き合いさせて頂いているお客さんの場合、見積は口頭で「大体こんなもんでしょう」から始まります。
 最初は「お客さんが何を望んでいるか」を確認します。それから、その場で概算をします。
 「費用がかかるな」と判断したら、「言われた方法だと高くなるので、こちらの方法で如何でしょうか」とお話します。
 お客さんは加工工賃をご存じないので、費用が高いこと多いです。余分な費用はかけたくないです。
 これも、技術と確信しています。

 「それだと、このへん拙いんじゃないの」と言われる事が良く有ります。
 これが重要なのです。お客さんの要望と私の構想が合っていない事が判明します。
 これを2~3回繰り返すと、構想を考える時間が大幅に短縮できますから、費用も安くて済みます。
 一番重要な性能、品質も確保できます。

 最後に、「何か、使えそうな安いの見つけてきます」と言って、帰ります。それから使えそうな部品を探し、加工部品図、加工工程を決めます。
 「何で、見積でそこまで」と思われるかも知れませんが、これをしなければ、出来ない可能性の有る製品の見積書を出す事になります。見積書で2~3日なんて事、毎度です。下手すると1週間なんて事も有ります。
 毎回、毎回、新しいものを設計する訳ですから、過去のデーターは使えません。データー無いんです。
 ここが、価格の決まっている完成品を扱うご商売の方との大きな違いです。
 そして、概略図描いて、見積完成なのですが、ハッキリ言って、見積書出す段階で、殆ど図面できています。
 こんな感じで見積書書きますが、ガソリン代の上昇と共に、材料費、加工工賃の上昇が著しくなり、見積書の金額が高くなっています。
 見積書書くの辛いです。
 お客さんには、「より良い物をより安く」提供したいです。
 だからと言って、「安かろう、悪かろう」では、話になりません。
 ハッキリ言って、見積書は嫌いです。

 「図面が一番重要なんです。図面無いと部品加工できないんです。図面代もあげて~」あっ、言っちゃた。(^^♪