思いやり-52008年03月01日 05時53分52秒

 2月26日のブログで、若い頃の私自身事を「バンカラ」と表現しました。
 私の「バンカラ」とは、本当の自分を見られるのが恥ずかしいので、それを見られないように「なんにも気を使っていませんよ」という感じで、振舞う事と思っていました。
 「見る人が見れば、中身を見てもらえる」と、思っていました。それで良いと確信していました。
 今思えば、それで良い訳無いのですが、やはり、本当の自分を出すのは「大の苦手」。

 ちょっと気になり、googleで「バンカラ」を調べてみたら、服装の汚さばかり書いてあり、「内面は・・・・」という部分が殆ど無いんです。
 「参ったな~、ぜんぜん意味違うじゃん」です。たまに、私が期待した「内面は・・・・」が有りましたが、自分を「バンカラ」と表現したら、90%以上勘違いされるという事に気が付きました。
 勿論、10%の人には中身を見てもらえるわけですから、私自身はそれで良いのです。しかし、この年になれば、付き合ってくださる、周囲の方が居ます。
 その方達には大きな迷惑です。
 やはり、素直に自分自身を表現する事の大切さを知りました。
 これからは、一生懸命気を使うように心がけます。
 これが、付き合って下さる周囲の方への「思いやり」でしょう。
 未だに、「思いやり」というと、何かとても大変な事のように感じる時が有るのですが、「エチケット+スプーン一杯分の優しさ」程度で充分なような気がします。

 でも、苦手なものは苦手、やはり、「内面を見て欲しい」が、正直なところでも有ります(凄い矛盾)。

 ちなみに、一番嫌いな事は「髭剃り」です。切れ味の良い髭剃りだと必ず、顔のどこか切って、半日血が止まらない。電気髭剃りは、深剃りが効かないので、剃った気にならない、「上手な床屋さんの髭剃りが好き」です。
 でも、1時間も何もせず椅子に座るなんて苦痛です。

 結局、「我侭と矛盾」が解決できないだけのようです。
 只、ひげ剃ると、良い運が逃げるような経験沢山しているんで、一つの仕事の終わりの一週間くらいは意識的に、無精髭になります。
 これだけは、理解して下さい。それも「思いやり」です。

思いやり-62008年03月02日 08時52分58秒

 久々に、徹夜しました。目に入る日差しを眩しく感じ、自然の恵み、暖かさ、思いやりに感謝しています。
 背中のテレビは毎週見る「報道2001」です。今日は菅さんと東国原知事のガソリン税に関する話でした。
 と、書き始めたら、徹夜仕事の図面修整依頼。今は12:20です。
 多少、苦労しても、結果さえ良ければ良いんです。

 東国原知事も自分の県への「思いやり」が強いですから一所懸命ですね。気持ち良いです。
 只、結果は出るんでしょうか、一番厄介な「費用対効果」ですが。
 黒字の必要は無いと思いますが、「道路できました、でも、若者は都会へ」だと、何の為に作った道路か分からなくなります。
 道路に拘らない方が、早く解決出来るのではと思う人多いと思います。
 大変でしょうが、頑張って下さい。

思いやり-72008年03月03日 05時03分14秒

 高専時代のクラブの先輩から依頼され、徹夜して作成した、図面の、図面修整から開放されたのは日曜日の17:00頃でした。
 最後は、私の勘違いで一文字違っていました。Cと[の違いです。
 電話での話です。
 私:「直して、添付メール送ります」
 先輩:「いいよ、直し方教えてよ、これ以上お前に迷惑かけられない」
 私:「(有難う御座います)それでは、図面の・・・・・マウスで・・・・」
 先輩:「上手くいかないよ、何々、あ出来た、お陰で良いものが出来た。有難う、助かった、ゆっくり寝てくれ」
 私:「それでは、オヤスミナサイ」
 
 電話の先で、先輩が喜んでくれている顔を考えれば、多少の苦労は吹っ飛びます。先輩だって日曜日に仕事している訳ですから。
 自分が苦労しても、相手の方(先輩に限らず)が喜んでくれれば、それ以上の幸せは無いと思います。
 ですから、仕事できるんです。仕事の表面だけをみたら、土、日にかけて徹夜です。
 楽しい訳ありません。
 でも、その結果喜んで貰えれば、「普段の日に休んでやる~」です。実際には、そうも行きませんが。

 これって、一応、私の「思いやり」だと信じています。
 
 ちなみに、先ほどの先輩とは、以前書いたと思いますが、こういう人です。
 先輩の現場仕事を手伝っている時の事です。
 私の設計、製造した機械が自動車ディーラーでテスト運転中、トラブルが有りました。
 加工対象ディスクブレーキローターが、想定外の特殊形状だった為なので、仕方の無いことです。こういうときは、やはり設計者の私でないと適切な処理は出来ません。
 しかし、先輩の仕事の手伝いをしている以上、自動車ディーラーへ行く訳には行きません。
 私が、悩んでいると、
 先輩:「場所何処だ」
 私:「竹ノ塚」
 先輩:「どのくらい時間かかる」
 私:「移動時間含めて1時間半から2時間」
 先輩:「今すぐ、やらなければならない作業はないから行こう、その分仕事の終わりが遅くなるが問題は無い」
と言ってくれて、無事、特殊ローター研磨加工作業を終了し、先輩の作業現場に戻りました。
 戻る途中、先輩から「あそこは、こういう風に改造すればいいんじゃないか」とアドバイスまで貰いました。
 こういう「思いやり」のある方です。勿論、先輩の仕事もきちんと、無事終了しました。
 今回は恩返しでは有りません。お互いが「思いやり?男同士でこの言葉使うとちょっと気持ち悪いかも」助け合って初めて良好な人間関係が出来ると両親から教育されています。ですから、「恩返し」という言葉は当てはまらないと思います。
 そんな訳で、徹夜も苦にはならないし、終わった時の喜びが大きいのだと信じています。

 笑い話
 その時、先輩の車で移動していましたが、交差点で止まる度に、「グッ、グッ、グッ」と振動が有ります。
 私:「先輩、ブレーキかけた時の振動何時も有る?(いわゆるタメ口)」
 先輩:「そうだな、ブレーキかけるとこうなるよ」
 私:「それ、ディスクブレーキローターが歪んでいて起きるキックバックという現象、それを直すのがさっきの機械」
 年が明けたら、整備工場に持ち込んで、私が修整加工することになりました。

思いやり-82008年03月04日 03時40分59秒

 徹夜の疲れが残っていたようで、昨夜は21:00就寝。年なので長く寝ていられず、午前2時の起床になりました。(^_^)v

 「思いやり」は充分有るのだけれど、上手く相手に伝わらない、伝えられないという人沢山いると思います。
 実は、私もその一人です。
 子供の頃から、一言足りず損ばかりしている。或いは、言わなくても良い事を、言ってしまい、相手を不愉快にしてしまい、後悔する。こんな調子です。
 この歳で、「子供の頃から」と言うのは、ちょっと、ずるいですよね。とっくに、自分の言動に責任を持てる、持っていなければならない歳になっています。(^_^;)

 小学校の4年の時でした。親父と仕事に出かけ(結構手伝ってました。お陰で、今でも家電品の簡単な修理できます)、ご褒美に夕食はステーキという話になり、帰り道の肉屋さんで、ステーキ用の肉を買いました。
 お金を支払って、車に戻ろうとすると、肉屋のおばさんが、「これサービス券」と言って、サービス券を出してくれたのですが、生意気な餓鬼?だった私は断ってしまいました。
 たまたま通りがかりで寄った店ですから、貰っても、使いようが無いのです。
 捨てるだけですから「勿体ない」と、子供心で考えたのです。おまけに、思った事をそのまま言ってしまったのです。
 しかし、それを黙って見ている親父では有りません。
 「折角、出してくれたものを何で断る」とお説教です。
 「だって、今度来る事なんか無いんだから勿体ないじゃん」と言い返しました。
 「肉屋のおばさんは、お前が通りがかりかどうか知ってるよ。普段見たこと無い顔なんだから。でも、小さいのに買い物ご苦労様という気持ちで出してくれたんだよ。こういうときは、使えないと判っていても、有難うと言って、貰っておくものだ」と言われました。
 確かに、親父の言うとおりでしょう。
 「有難う」と言って、サービス券を貰えば、お互いの「思いやり」が通じ、気分良く「又ね」と言えます。
 まるで、「三丁目の夕日」の世界ですね。メルヘンですか。
 しかし、ちょっとした気遣いで、そのメルヘンが手に入るのです。スプーン一杯分の「思いやり」で。

 ちなみに、当時の私は、店番も手伝いますから、サービス券一枚の単価も大体知っています。それで、「勿体ない」という気持ちが有ったのです。
 この気持ちも、一方的に悪い訳ではないと今でも思います。
 しかし、一枚のサービス券をどう使うかで、サービス券の価値が全く変わるという事が、今でも、心に焼きついています。

思いやり-92008年03月05日 05時42分19秒

 昨日の夜、「自転車の三人乗り容認」という、私としては大変ショッキングなニュースを見ました。
 それまでは、「容認」では無く、「厳重取締り」でしたから、テレビに向かって、「馬鹿か」と怒鳴ってしまいました。
 「お母さん方からの反発が強いので・・・・」という警察の判断のようです。
 お母さん方にとって、三人乗り禁止厳罰が,生活環境に合わず、厳しい事は良く分かりますので、お母さん方が反対される事はよく理解できます。
 しかし、誰の為の「三人乗り禁止」かよく考えて下さい。「乗せられているお子さんの、安全を守る為なんですよ」

 三人乗りされるお母さん方は、「お子さんを保育園に送って、それから仕事に向かう方、子供だけ家に残して、買い物や家事等で外出できないという方」が多いようです。
 全て、可愛いお子さんの為ですよね。
 お母さん方の、お子さんへの「思いやり」でしょう。
 でも、その為に、お子さんは危険な状態になります。
 明らかに「思いやり」が逆転しています。
 ではどうすれば良いか。

 警察は大手自転車メーカー(メーカー名がテレビに出てちょっと苦笑い、心が和み、テレビ側の演出=思いやりか)に、「三人乗り自転車開発」を依頼しているという事ですから、警察の「思いやりは」充分伝わりました。
 私の知っている自転車屋さんは「身体の不自由な方のため」四輪自転車を開発しました。時々、乗っている方を見かけます。
 開発当時、自分で四輪自転車をテストしている、その自転車屋さんと道路で出会ったことが有ります。
 「三輪だと未だ危ないから四輪にしたんだ、まずは自分でテストしないとね」と笑っていたのを覚えています。
 残念ながら、その方は亡くなられましたが、奥さんが、頑張ってお店を経営しています。

 私が所属している「あだち異業種交流会未来クラブ」にその自転車を持って、見学に来た事もあります。
 私が「参加されますか」と聞いたら、「駄目だ、あれじゃ」と平気で言える、頑固一徹の人でした。
 「三丁目の夕日」見たいですね。
 恥ずかしながら、当時の未来クラブは色々ありまして、確かに、「駄目だ」と言われても仕方なかったです。
 しかし、今の未来クラブなら入られたのではと思います。なんと言っても「会長」が違う。
 スミマセン、話がそれました。

 実績の有る四輪自転車なら、安心して、子供さんを二人乗せて、買い物できます。如何でしょうか。
 ただ、自転車にも大きさ等に基準が有るようです。
 でも、そんなものは、直ぐに変更できます。問題は直ぐに使えるよう、システムを考える事です。
 
 一番大きな問題は、「お子さんが小さい時は四輪自転車、でも、大きくなったらどうする」という事だと思います。
 解決策は、地方自治体による貸し出し。金額は不明ですが、多少、税金を使っても良いでしょう。子供達の安全と将来がかかっています。
 地方と、都心部では使い勝手が違うし、地方は殆ど自動車です。多分、四輪自転車が必要な地域は限られるでしょう。
 ですから、地方自治体が管理すれば良いと思います。
 管理する人が必要となり、雇用が増えます。少しですが。

 如何でしょうか。
 子供への「思いやり」が有れば、出来るはず。