車検 ブレーキ2008年06月11日 04時38分08秒

ブレーキ、一番厄介なしろもの。

「10cm手前で止まれば事故は無かった、何で止まれなかった」

という経験の有る方は意外と多いと思う。

10cmの差だから、大きな事故にはならない。怪我も軽い。

仮に、10cmが1mになっても、バンパーが歪む程度だろう。

ただし、相手が人だったら大変である。

実は、事故で保険を使った事が1回だけ有る。

15年くらい前だろう。

追突した。

前の車のバンパーが凹んだ。幸いにも相手の方に怪我は無かった。

「スミマセン、警察に電話します」と言ったら、

「怪我していないから、修理代だけで良いよ」と言う。

名刺を頂いたら、それなりの立場の方で、できれば警察は~。

と、いう事で、警察を通さず、保険処理した。

今では、多分、出来ない。

交差点での事故で、黄色信号、急ブレーキを踏まれた。

「止まるかも」とは思ったが、「急ブレーキとは」だ。

私は止まる積りだったので、ブレーキペダルに足が行っていた。

だから、ブレーキは殆ど同時だった。

時速40kmとは言え、車間距離は十分有ったと思う。

普段から「車間とり過ぎるから入られる」と言われるタイプ。

制動距離の差だけの問題なのだが、「前方不注意」となる。

ブレーキが厄介と言ったのはこの事。

ブレーキ性能2008年06月12日 06時56分01秒

ブレーキは止まれば良いというものではない。

必ず、止まる。メーカーはきちんと作っている。

だから、トラブルは起きない、普段は。

問題は、危険を察知してから、如何に早く止まれるか。

昨日、書いたように、教科書通りの運転をしていても、制動距離の差で、前の車に「コツン」という事がある。

「コツン」だから、大した事にはならない。

だからと言って、ぶつかって良い訳がない。

何故ぶつかってしまったのか、悩んだ。

最近、やっと、解った。

長くなるから、又、明日。

ブレーキ 制動距離2008年06月13日 05時44分14秒

考えられる「コツン」の原因:その1。

制動距離が長くなる原因で一番多いのは、ペダルの踏み代だと思う。

普通、「踏み代」と言えば、ブレーキペダルに足が触れてから、「これ以上ペダルが踏み込めない」ところまでの、ペダル踏み込み量。

ただし、この言葉には、「踏み込み量=ブレーキ力」がある。

ペダルに足が触れ時に、僅かにブレーキがかかり、目一杯踏んだ時が最大ブレーキ力になり、踏み込み量とブレーキ力が比例するのが理想だろう。

フィーリングは個人差が有るから、別問題。

ドライバーから見て、この踏み代が大きいと、ブレーキのコントロールが楽。ただし、最大ブレーキ力になるまで、時間がかかる。

時間がかかると言っても。0.何秒の世界。

踏み代が小さければ、直ぐに、最大ブレーキだから、コントロールし辛い。

何時も急ブレーキになったら、毎回、後から「コツン」されかねない。

だから、適当な踏み代調整が必要。

と言っても、おおむね、メーカーの設定値になる。

いじっていじれない事は無いが、メーカーは何回も設計変更して最良値にしているのだから、いじるべきものでは無いとおもう。

只、ペダルに足が触れた時に、軽くブレーキがかかるというのは、構造的に難しい。

下手をすれば、ペダルと足が触れていなくても、ブレーキがかかる事になる。

これを、「引き摺り」と言って、良くない。

そこで、ペダルと足が触れてから、少しだけブレーキがかからない踏み込み量が有る。

これを、遊びという。

この遊びは、空走距離になって、制動距離を長くし、「コツン」の原因になる。

最近の高級車は、この遊びを0にする装置が付いているという。

そのくらい、制動距離が重要だという事。

制動力ではない事に注意して欲しい。

次は、制動力、そして、引き摺り、こんな感じで如何でしょうか。

しつこい?、長い?。確かに。

それだけ、ブレーキが精密だという事。

自動車の制動力2008年06月14日 04時44分02秒

「停止距離は速度の二乗に比例する」と書いて有るのを見ると?がつく。

急ブレーキをかけたとする。

空走距離を無視しても二乗にはならない。

車重(積荷の重さや乗っている人の人数を含めた自動車の重さ)で、自動車の停止距離は変わる。

だから、?マークが付く。

学問的には「停止距離は速度の二乗に比例する」(車重は影響しない)のだが、これは、タイヤの制動力の話。

タイヤが車を止めるわけではない。

ブレーキが車を止めるのだ。

「停止距離は速度の二乗に比例する」という数式はタイヤで車を止める事が前提になっているから、食い違いが有る。

この数式で、タイヤの代わりにブレーキ力を入れると、停止距離は、

自動車の重さ(乗っている人数、積荷を含む)に比例し、速度の二乗に比例し、ブレーキ力に反比例する。

自動車の制動力とは、このブレーキ力の事。

だから、自動車や自転車の停止距離は制動力に対しては反比例するすると、言い直した方が良いと思う。

簡単な言い方をすると、制動力で停止距離が変わるという事。

だから、車検の時に、制動力試験が義務付けられている。

ついでに、「重さ」に比例するから、重さが重くなった時は十分注意。

自転車の二人乗りが危ない事の理由の一つ。

ブレーキ 始業テスト2008年06月15日 04時38分13秒

今日の予定は「引き摺り」だったが、その前に。

ブレーキの「始業テスト」?、今はどういう呼び方をしているか不明。

運転前にブレーキの作動確認義務があった。

あったと書いたのは、半世紀前まで、はいかないが教習所で習ったから。

私は、道に出る前に、2~3回、ブレーキをかける。

これで、ブレーキの作動確認をする。

何時もと違ったら、NG。

ラルゴ君の場合、構造的な問題で、最初の1~2回は少し甘い。

今回の車検で整備士から構造を教わり、判明。

自分の愛車の特性はきちんと把握したい。