思いやり-82008年03月04日 03時40分59秒

 徹夜の疲れが残っていたようで、昨夜は21:00就寝。年なので長く寝ていられず、午前2時の起床になりました。(^_^)v

 「思いやり」は充分有るのだけれど、上手く相手に伝わらない、伝えられないという人沢山いると思います。
 実は、私もその一人です。
 子供の頃から、一言足りず損ばかりしている。或いは、言わなくても良い事を、言ってしまい、相手を不愉快にしてしまい、後悔する。こんな調子です。
 この歳で、「子供の頃から」と言うのは、ちょっと、ずるいですよね。とっくに、自分の言動に責任を持てる、持っていなければならない歳になっています。(^_^;)

 小学校の4年の時でした。親父と仕事に出かけ(結構手伝ってました。お陰で、今でも家電品の簡単な修理できます)、ご褒美に夕食はステーキという話になり、帰り道の肉屋さんで、ステーキ用の肉を買いました。
 お金を支払って、車に戻ろうとすると、肉屋のおばさんが、「これサービス券」と言って、サービス券を出してくれたのですが、生意気な餓鬼?だった私は断ってしまいました。
 たまたま通りがかりで寄った店ですから、貰っても、使いようが無いのです。
 捨てるだけですから「勿体ない」と、子供心で考えたのです。おまけに、思った事をそのまま言ってしまったのです。
 しかし、それを黙って見ている親父では有りません。
 「折角、出してくれたものを何で断る」とお説教です。
 「だって、今度来る事なんか無いんだから勿体ないじゃん」と言い返しました。
 「肉屋のおばさんは、お前が通りがかりかどうか知ってるよ。普段見たこと無い顔なんだから。でも、小さいのに買い物ご苦労様という気持ちで出してくれたんだよ。こういうときは、使えないと判っていても、有難うと言って、貰っておくものだ」と言われました。
 確かに、親父の言うとおりでしょう。
 「有難う」と言って、サービス券を貰えば、お互いの「思いやり」が通じ、気分良く「又ね」と言えます。
 まるで、「三丁目の夕日」の世界ですね。メルヘンですか。
 しかし、ちょっとした気遣いで、そのメルヘンが手に入るのです。スプーン一杯分の「思いやり」で。

 ちなみに、当時の私は、店番も手伝いますから、サービス券一枚の単価も大体知っています。それで、「勿体ない」という気持ちが有ったのです。
 この気持ちも、一方的に悪い訳ではないと今でも思います。
 しかし、一枚のサービス券をどう使うかで、サービス券の価値が全く変わるという事が、今でも、心に焼きついています。

コメント

_ アクリル職人 ― 2008年03月05日 07時47分23秒

確かに伝える難しい事ですね   伝わる事を信じて伝えたいと思います

_ HIRAI ― 2008年03月05日 07時53分40秒

 アクリル職人さん、忙しい中コメント有難う御座います。
 世の中皆が、アクリル職人さんの様な気持ちでいてくれたら有り難いのですが。又悩み始めた。

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