プロペラと機関銃 ― 2008年07月03日 04時05分31秒
「ゼロ戦」も「隼」もプロペラの後に機関銃が有る。
回転しているプロペラの「隙間」を通過して、機関銃の弾が出る。
第一次世界大戦の頃から在ったから、新しい技術ではない。
機首(操縦席の前)に機関銃を置くと、弾を撃った時の振動の影響が少ないので、弾の命中精度が高い。
機構は書かない。
只、ゼロ戦と隼には大きな違いが有る。プロペラの数だ。
ゼロ戦は3枚、隼は2枚。3枚の方が機関銃の弾がプロペラに当たる確率が高い。
だが、撃った弾がプロペラに当ったという話は聞いた事が無い。
プロペラの数が4枚になると、撃った弾が、プロペラに当りだすそうだ。
3枚プロペラ越しの弾の発射は曲芸に近かったのだろう。
一方、プロペラの数は多い方が飛行機のスピードが出るから、飛行機の「性能が良い」となる。
設計者であれば、3枚のプロペラより4枚にしたかったと思う。
これも、パイロットが弾の命中精度に拘った為の、矛盾だ。
パイロットは「武士道精神」が強いと、設計者の堀越さんが書かれていたのを思い出した。
パイロットを包装機のオペレーターと考えると、私も堀越さんと同じ立場になる。
「矛盾」の喜びと、苦しさを十分頂いている。
只、「包装機は人を殺さない」。
この事を感謝している
回転しているプロペラの「隙間」を通過して、機関銃の弾が出る。
第一次世界大戦の頃から在ったから、新しい技術ではない。
機首(操縦席の前)に機関銃を置くと、弾を撃った時の振動の影響が少ないので、弾の命中精度が高い。
機構は書かない。
只、ゼロ戦と隼には大きな違いが有る。プロペラの数だ。
ゼロ戦は3枚、隼は2枚。3枚の方が機関銃の弾がプロペラに当たる確率が高い。
だが、撃った弾がプロペラに当ったという話は聞いた事が無い。
プロペラの数が4枚になると、撃った弾が、プロペラに当りだすそうだ。
3枚プロペラ越しの弾の発射は曲芸に近かったのだろう。
一方、プロペラの数は多い方が飛行機のスピードが出るから、飛行機の「性能が良い」となる。
設計者であれば、3枚のプロペラより4枚にしたかったと思う。
これも、パイロットが弾の命中精度に拘った為の、矛盾だ。
パイロットは「武士道精神」が強いと、設計者の堀越さんが書かれていたのを思い出した。
パイロットを包装機のオペレーターと考えると、私も堀越さんと同じ立場になる。
「矛盾」の喜びと、苦しさを十分頂いている。
只、「包装機は人を殺さない」。
この事を感謝している
最近のコメント