星型エンジン2008年07月02日 05時03分18秒

「飛燕」 日、米、英、独の各国に良く似た戦闘機が有る
「ゼロ戦」を始め、日本軍のエンジンは空冷が多い。

「星型」と言って、放射状にシリンダーを配置する。始めの頃は14気筒で980馬力。回転数は1500~2000rpmだったと思う。

プロペラは回転数の3乗に比例して馬力を必要とするので「トルクで稼ぐ」も有るが、プロペラの周速が音速に近かづくと、効率が一気に落ちる。

この理由で、回転数が上げられない。空力の関係なので、インターネット見て欲しい。

話がそれたが、980馬力が大きいか小さいか。

ちょっと酷な比較だが、ジャンボジェットのエンジンは1台で10万馬力。ジャンボ全体で40万馬力。ゼロ戦の400倍となる。

乗員も400:1か、偶然だろうか。

ついでに、水冷?エンジンの戦闘機の代表は私の好きな「飛燕」。

「水冷?」だと、星型ではなく、直列(自動車と同じ)となる。

「水冷?」の方が機体前面を細くできるから、空力特性が良くなりスピードが出る。

「水冷?」は馬力も大きく出来るが、理論熱効率は空冷の方が上。

「水冷?」と書いたのは、本当は水冷では無い。「油冷」である。

高空では、水の沸点が下がり、「水冷」は無理。

空を飛ぶ事自体が大変なのに、空中戦までする。

だから「矛盾」の連続となる。