酒と自動車と安全と

信号待ちをしている車の陰から自転車が飛び出して来ました。
急ブレーキですが、ＡＢＳが効きません。
隣の家内はキャーっと声を上げます。

感覚的には接触したと思うのですが、自転車のお兄ちゃんはどこ吹く風で、何事もなかったかのように走り去って行きました。

「怒られる」と考えたのでしょう、「バックレて行っちゃおう」です。
高校生くらいの年頃でした。
「今時の高校生は」と言ってはいけません。
彼個人の問題で、全ての高校生が同じではありません。

家に着いてから、家内がラルゴ君の前を見てましたが、全く傷はないようです。

ＡＢＳが効かない？。
今気がついたのですが、ＡＢＳは１０ｋｍ以下では作動しません。
狭い交差点を左折した直後で、加速してませんから１０ｋｍ以下だったようです。

それで、事故にならず済んだようですが、これはお互いの運が良かっただけ。
普通は事故です。
自転車で飛び出したのは信号待ちの車が見ていますが「前方不注意」で私が処分されます。

ここに問題があるような気がして仕方ないんです。
良し、悪しの問題ではなく原因が彼にあることは明白です。
ところが、彼が負傷した場合の治療費は、私に過失がないと保険が適用されません。

幾ら、「飛び出した」と言っても、治療費が出ないのでは、彼がかわいそうですから、「前方不注意」となるようです。


「怪我なくて　運が良かった　夕日かな」

何事もなくて良かったのですが、
本当の事故だった場合、私に責任がなく、それをマスコミが報道する。
治療費の保険適用は公表しない。
そうしないと「飛び出し事故」は何時までも続きます。


それにしても、６月の車検の時にブレーキを修正しおいて良かったです。

前のままだったら、５０ｃｍくらい停止距離が長かったでしょう。

私は警察。
彼は病院。