戦犯2008年08月07日 05時17分50秒

毎年、終戦記念日を迎えると、色々な戦争ドラマが放映されます。

今年の「私は貝になりたい」はSMAPの中居さんのようですね。

あのドラマは悲惨すぎて余り見たくないのですが、一度は見る必要が有ると思います。

「上官の命令で仕方なく捕虜を殺した主人公が戦犯として処刑される」
これが大筋ですが、この上官は?です。



占領軍の「戦犯」に対する処分は異常と思えるところが有ります。
A級戦犯(戦争指導者)では有りません。

いわゆる、「B,C級戦犯に対して」です。


私の叔父はシベリアで8年間捕虜生活をしたと聞いています。

普通の兵士は長くても3年くらいで帰国できました。

8年間の理由は同姓同名の憲兵将校が居た為のようです。
この憲兵将校は「戦犯」の容疑者でした。

日本へ帰る船までは来るのですが、「同姓同名」が原因で、再び、収容所に戻されるという事が数回あったそうです。

収容所のロシア軍将校が「なんで帰れないんだ」と調べてくれて、事実関係がハッキリして、やっと帰国できたと聞いています。

この間、8年。

8年も長いですが、「同姓同名」が分からなければ、「戦犯」にされた可能性も有ります。


此処までされる「憲兵将校」は何をしたのでしょう。

コメント

_ maruyama ― 2008年08月07日 08時20分11秒

私はフランキー堺の「私は貝になりたい」を見ました、テレビが未だ白黒の時代です。
その時のやりきれない気持ちが未だにトラウマになり、このてのドラマは見たくありません。

叔父さんがシベリヤに抑留されていたそうですが本当にご苦労様でした。今でもお元気ですか?

私の身の回りにもシベリヤ帰りの人はたくさんいました、その苦労話はたくさん知っています。
脱走を図り捕まってしまってからの毎日のようなリンチを受けた話など聞いててつらくなったものです。

私の母の従姉弟は脱走に成功し命からがら帰って来た人がいます、物凄くタフな人で帰ってきてから競輪選手になり、有名な人気選手となり、リタイヤ後自転車屋から「武蔵野ホンダ」と言う会社を立ち上げて成功するのですが、その人の話を聞いていると一晩掛かっても退屈しないほど面白い物でした。タフな人生を送った人です。

いずれにしても戦争の話はイヤと言うほど読み聞きしているので今更見たいものなどありません。

人間社会の愚かさを愚呈する8月は暑いだけでなくつらい月です。
疎開先で意地悪された嫌な思いを思い出させるつらい月です。

あんな馬鹿な社会を2度と味わいたくなかったら国民がもっと利巧にならなければと思います。

_ Tecchan ― 2008年08月08日 01時51分40秒

 「私は貝になりたい」は、フランキー堺主演オリジナル作品のダイジェスト版を見た記憶があります。

>上官の命令は、天皇陛下の命令だぞ!

 劇中のセリフを、起こしているサイトがあったので、引用しました。
因果関係だけで言うと、この命令さえも天皇の命令です。

 東京裁判は、裁判という名を借りた政治判断、政治決着です。
司法の独立性よりも国内統治、国際関係が重視されました。
検事の言動にそれが表れています。
詳しくは、東京裁判関係の諸本をお読み下さいませ☆

 たら・ればで考えると、「もし同姓同名で早く帰国していたならば、
戦犯として東京裁判にかかっていたかも知れない。・・・」
叔父さんは、結果的に命拾いをしたかも・・・

 考えすぎでしょうか?・・・でしょうね♪

 収容所のソヴィエト軍将校が、本記事登場人物の中では一番公正な方だったのかな?
というところに落ち着いて、OK!

_ HIRAI ― 2008年08月08日 04時45分35秒

Tecchan、maruyamaさんコメント有難う御座います。
「熱きに懲りて膾を吹く」という言葉があります。今の日本はこれでしょう。
日本軍は日本文化の良いところを戦争に悪用しました。
その結果が今の「自分にとって都合の良い所だけを取り上げ、事実を見ない」という、おかしな民主主義に繋がっていると思うのです。
本来、私ごときが書く事では有りませんが、誰も言わないので、書く事にしました。
不愉快な気持ちにさせて申し訳有りませんが、1週間くらい時間を下さい。

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