死して虜囚の辱めを受けず2008年08月14日 04時15分56秒

「死して虜囚の辱めを受けず」

「捕虜になるくらいなら、死ね」という意味なのでしょうか。



かなり曲げて解釈し、悪用されたように思えます。

山下奉文大将は降伏したパーシバル中将に「イエスかノーか」と迫ったことで有名ですが、

実際は「降伏する意思があるかどうかをまず伝えて欲しい」という趣旨を拙劣な通訳に対して苛立って放った言葉であり、これが新聞等で脚色されたというのが真相である。話が一人歩きしていることに対し山下本人は気にしていたようで、「敗戦の将を恫喝するようなことができるか」と否定したという。

という記録が残っています。

山下大将自身、昭和20年9月(終戦後)まで、戦闘をしていましたが、最終的に降伏しています。

山下大将はマニラ大虐殺等の責任を問われ、死刑判決を受け、戦犯として21年2月に処刑されています。

遺言として
「人間の性根は学校に通う前に、わが家の母の教育で作られる。自分の遺言は、婦人の教養を高めて、よい母を作ること!これを祖国に望むだけだと伝えてくれ」
と言ったという記録もあります。


この人が自決できなかったとは思えません。

「死して虜囚の辱めを受けず」

「死を覚悟して任務を遂行し、捕虜になった時恥ずかしい思いをするな」


こういう解釈もあったと思います。