死して虜囚の辱めを受けず2008年08月08日 04時26分03秒

私はこの言葉が「戦争犯罪」だと思っています。

シナ事変(漢字変換できませんし、この言葉自体不愉快なのでこのままにします)に行った父から聞いた事です。



敵の捕虜になった後脱走して帰還したり、戦闘が終了した後、負傷して原隊への帰還が遅れたりすると

「敵前逃亡」

として処分されたそうです。

「負けたら生きて帰るな」という事のようです。



敵前逃亡ですから量刑は決まっています。

この為、終戦後も日本に帰れない方が居たのは皆さんも良くご存知でしょう。
話題になった方がほんの一部だという事も。


又、「白兵戦(刀剣と突撃だけの戦闘)の時は、覚せい剤が配られた」とも聞いています。

白兵戦なんて普通の人間が出来ることじゃない。だから薬でごまかす。
こんなもの飲んだら生きていられるわけが無い。
飲まずに戦った。

重すぎる父の言葉です。



当時の日本軍は「死ね、死ね、死ね」だったようですが、この風潮は昭和初期からです。



人間の感覚として、自分達が「死して虜囚の辱めを受けず」なら、敵に対しても同じ考えが出てくるでしょう。

また、軍人、民間人の区別も無くなるでしょう。


「私は貝になりたい」の背景だと思います。

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