俺が俺がの 我を捨てて お陰お陰の 気で暮らせ2008年09月07日 05時01分10秒

人それぞれ個性が有る様に、機械にも個性が有ります。
同じ機械でも、構成している部品が100%同じでは無いからです。

インクジェットプリンターのインクを交換するときに、カートリッジを動かしている歯のついたベルトが有るのを見た事が有るでしょう。

あのベルトは真っ直ぐ動く必要が有ります。真っ直ぐ動かないと、ベルトを動かしているプーリーから外れるからです。

このプーリーはプリンターの左右に有り、平行で、ベルトの中心と個々のプーリーの中心がほぼ100%同じ位置に無いとベルトはプーリーから外れます。

と言うのは、机の上の話で、実際には平行で中心が有っていても、ベルトがプーリーから外れる時が有ります。
ベルトの張力が、一定ではないからです。

その為、プーリーの平行度、位置、を理屈に反してずらす事が有ります。
この作業に理屈は有りません。
理屈外の作業をするからです。


人間関係と同じですね。

人それぞれ、個性が有り、時々、理屈に合わない考えや行動をします。
無理やり理屈にあてはめると、ベルトのように「外れる」事になります。

しかし、個性が解れば、プーリーの位置を変えて、問題を解決できます。

但し、プーリーの位置は自分で変えるのもです。

ですが、自分の個性を周囲の人に理解してもらい、周囲の人にプーリーの位置を変えて貰う事も有ります。

「俺が俺がの 我(が)を捨てて お陰お陰の 気(げ)で暮らせ」

勿論、私の言葉では有りません。


機械と人間でも同じです。