イージス艦と漁船2008年02月20日 07時28分05秒

 「又かよ、何で?」、こんな思いの朝です。昨日、イージス艦と漁船が衝突という嫌な事が有りました。

 私は2級船舶の免許持っています。3年前に更新しました。その時の講習で、衝突しそうな時の、回避の方法(法律上)を教わりました。

 その時、先生から、「こういう時どうしますか」と聞かれ、他の受講者皆さんが、悩んでいたので、「止まります」と答えました。先生は、講習の結果に対する期待をしていたのしょう。「唖然」という感じでした。
 「確かに止まればよいのですが、こういうふうによけて下さい」と言われた事を思い出しました。
 私が免許を取ったときの記憶ですと、「皆さんの船は小さいです。ですから、小さい船の方が避けると考えて下さい」と言われた記憶が有ります。
 ですから、「止まります」と答えたのです。

 夜中ですから、それぞれの照明が見えた時では遅いような気がします。見えてから、危険を認識するまで時間がかかります。程度の差は有りますが、自動車と同じです。
 しかし、どちらの船もレーダーは付いている筈です。何で、衝突が避けられない位置まで気が付かなかったのか不思議です。
 漁船をレーダーで確認するのは難しいという意見は出て来るでしょうが、イージス艦のレーダー機能ってその程度?なのでしょうか。レーダー以外の観測機器も、考えられるものは全て付いているでしょう。
 これに関しての情報公開は無いでしょう。イージス艦の能力は極秘でしょうから無理でしょう。日本だけでなく、テロ漁船(震洋という特攻モーターボートが日本軍に有りました)対策が、世界中の問題になります。
 被害者の方が無事発見される事を祈るしか有りません。

 事実関係の公表は無理でしょう。出たとしても、自衛隊側の確認、対処ミスで済ませるでしょう。

 人命の問題ですから、安易な事をいう積りは有りまん。
 自衛隊は国民の安全を守るのが仕事です。
 安全確保を甘く見たとは言いません。
 安全とは危険に無事対処する事だと私は考えます。
 ただ、危険は戦う時だけ有る訳では有りません。平和時にも有るのです。
 イージス艦の装備に欠けているもの有りませんか。
 急ブレーキ用のパラシュートを積んだ船もあります。後少し、停止性能が良ければ、今回の事故は無かったでしょう。
 漁船の衝突部分は、テレビの映像ですと、船尾の3mくらいです。
 イージス艦の停止性能が、今より僅かでも良ければ、今回の事故は防げたように考えます。