燃費20%アップの方法(オイル編)まとめ2008年02月05日 04時59分43秒

 昨日、西新井橋がやたら込んでいました。原因は道路と歩道の境目のガードレールの修理でした。多分、一昨日の雪で車がガードレールにぶつかったのだろうと思います。
 「この程度なら」大丈夫と考える事は良く有りますが、一定の確率で事故になります。
 これが「ハインリッヒ」の法則です。
 「いけね~!」ハインリッヒの法則の事書いていません。意外と良い例が見つかりません。<m(__)m>

 エンジンオイルですが、
 「何だ神田の明神下よ」といろんな事書いてきましたが、昨日、簡単な例を思いつきました。自転車です。
 「自転車のペダルが重くなたった」と感じたら、スプレー式のオイル挿しますよね。
 チェーンや回転部分の摩擦が増え、ペダルを踏む足の力がより多く要るようになったからでしょう。
 「ペダルを踏む足の力=エンジンの力」
 と考えて頂ければ一番解り易いでしょう。
 ただ、気をつけて頂きたいのは、油を挿す場所によって、使う油が違うと言う事です。
 (自動車も同じですが、エンジン内は一種類、部分部分で変えられたら、仕事楽でした)
 メーカーからいろんなスプレーが出ていてどれを使えばよいか良く判らないようですが、缶の表示を良く見て頂ければ、大体判ります。
 サラッとした油は浸透性は良いのですが、乾く?(良い言葉が見つかりません)のも早いですから、気をつけて下さい。
 特にベアリング部。
 自転車のベアリングは、「転がりベアリング」といって、中に、小さい鉄の玉が入っています。これがコロの代わりをして、回転をスムーズにしていますが、ここにも油(グリース)が入っています。入っていないと、転がりが悪くなり、回らなくなる事も有ります。
 チェーンも同じでグリースが入っています。時々、無給油(油が不要)型のチェーンも有りますが、高価ですから、給油型が多いようです。
 ここに、サラッとした、「浸透性ネジ緩め油」を挿すと、中のグリースを溶かして外に出して、ベアリングやチェーンを駄目にしますから注意して下さい。
 自転車の場合は、この間違いをおかしても、後から、スプレー式のグリースを何回かこまめに挿せば何とかなるかも知れません。ただし、この間、自転車に乗らないで、手で回す程度にして、兎に角、グリースが中に入るようにして下さい。

 自転車と自動車の大きな違いは、「見えるか見えないか」だけです。
 自転車だって、自転車屋さんが整備した自転車は軽く滑るように走るでしょう。同じなんです。
 もっとも、トラブルを起こした時の被害の差は天と地です。最悪、人命にもかかわります。

 済みません、ちょっと話がそれました。
 オイルだけでも燃費が変わるのは良く解って頂けたと思います。
 自転車は自分で出来ますが、自動車は無理でしょう。先ほどお話したように、オイルの選択から始まりますし、交換した古いオイルの廃却も有ります。
 私は、勿論自分で出来ますが、整備士さんに任せています。自分でやっても、値段幾らも変わりません。

 エンジン以外は絶対に自分でやらないで下さい。車輪のそばにはブレーキが有ります。
 「しまった、どうしよう」では済みません。大事故になります。
 ドアーのヒンジくらいと思われるかも知れませんが、最初は必ず整備士さんに相談しましょう。挿す油の選択から始まりますし、車によっては、挿さない方が良い場合も有ります。

 最後に、私が自動車業界に入った当時、叔父が錦糸町で整備工場を営んでいました。良く飲ませてもらいましたが、お酒と一緒に自動車工学が始まります。
 「お前ら、偉そうに、キャブ(キャブレター)だ、ターボだと言ってるが、大事なのは油だ」と言われました。
 生意気盛りですから、言い返しましたが、今になってみっれば、やはり油でした。
 この叔父は、太平洋戦争中、軍隊で飛行機の整備兵をしていたそうです。
 時代が変わっても機械の本質は変わりません。