部屋の温度は多少違います。2008年01月31日 06時48分17秒

 今朝は、いきなりインターネットの接続不良でした。

 朝起きて、ガスストーブを点けました。直ぐにやかんが「チンチンチン」という音をたて始めました。やかんの中に水が殆ど無く、沸騰したのです。

 家のガスストーブは「やかん」を乗せて、お湯を沸かせる、古いタイプです。
 「お湯が沸く分だけ、ガス代が特になると考えているんだろう」と言われる方が居るかも知れませんが、違います。
 確かに、電気ポットやガスレンジでお湯を沸かす必要は少なくなります。
 しかし、その分をガスストーブで使いますから、ガスの使用量は変わりません。
 ガスストーブは、ガス管を通って、家に入ってくるガスを燃焼させて、その熱で部屋を暖かくします。ガスレンジでお湯を沸かすと時は、同じように、家に入ってくるガスを燃焼させてその熱でお湯を沸かします。
 
 こうして、分けて考えればわかりやすいと思います。
 お湯を沸かすタイプのストーブの場合、部屋を暖める為に使うガスと、お湯を沸かすためのガスの両方を同時に使っています。
 一方、お湯を沸かさないタイプのガスストーブ(反射型が多いと思います)場合は、部屋を暖めるガスだけを暖房に使い、お湯を温めるのは、必要な時だけガスレンジで使います。

 従って、どちらもガスの消費量は同じなのです。熱効率を考えると、別々の方がガスの消費量は少ないかもしれません。
 
 では何故、お湯を沸かすタイプのガスストーブに拘るかと言いますと、
 「お湯を沸かすと水蒸気が出ます。それも約100度で一定です」
 このため、乾燥しがちな冬ですが、加湿器いりませんし、100度で部屋全体をゆっくり暖める事により、部屋全体の温度が一定になりやすいです。

 反射型だとストーブの前だけ暖かくて、他の場所は暖かくないという事がおきます。反射型だと「暖かくない」とか「熱すぎる」とか言う人たまに居ます。どちらが本当なのか判りませんが、実はどちらも本当です。

 これが無いので、お湯を沸かすタイプのガスストーブに拘っています。
 水蒸気が湿気となり、部屋の空気の質量が増えますので、部屋全体の空気はより大きな熱量を維持する事になります。
 それでいて、部屋内での温度差は少なくなります。
 
 ただし、100度で暖めているような感じですので、少し、部屋の温度低いでしょう。
 「やかん」のお湯が、自然温度調節器(気)となります。

 ちなみに、「湿った空気が重い」というのは、天気予報でよく使われる「この低気圧は湿った重い空気ですから、乾燥した高気圧の下に入り込み・・・・」と同じ意味です。