整備とエンジンピストンに穴があく?2007年07月06日 22時04分38秒

 エンジンピストンに穴が明くと言うのは、ピストンヘッド(ピストンの上面)が熔けて穴が明き、吸気、圧縮、燃焼(爆発)、排気、の全ての工程ができないということです。
 普通、自動車のエンジンはピストンが1個ということはありえませんから、1個だけ穴が明いたのなら、「馬力が堕ちるだけで済みます」と言いたいのですが、場合によっては、燃焼しない生ガス(ガソリンと空気が適度に混じり、爆発しやすい状態)がシリンダー(気室)内を通って、排気管に入り、壊れていないシリンダーからの高温燃焼ガスと混じり、爆発ということもありえます。たまに見られますが、道路を走っている車がバーンという音を出しているのが大体同じ状態です。
 車が壊れても良ければ、走っている時に、車のキーを切り、もう一度キーを入れて下さい。同じ状態になります。但し、車の安全、搭乗者の安全は保証できません。まねしないで下さい。すごい矛盾ですね。
 これをアフターファイヤーと呼び、ジェットエンジン飛行機なら墜落です。これが原因だろうと思われる事故、有りそうです。
 つまり、バーンという音、馬力の減少で済めば運が良いとおもうべきだと考えます。
 意図的にアフターファイヤーを起こす事はできますが、皆さんはそんなことしませんよね。100%安全義務違反違反ですよ。
 しかし、あまり恐れないで下さい。
 私がお話したいのは、これらの危険を、自動車整備工場での定期点検や車検で回避しているということです。素人の皆さんが安心して、車を運転し、ドライブを楽しめるのは、整備士がきちんと整備してくれるからなのです。私は元プロです。うぬぼれかも知れませんが、理屈だけなら、元プロより一ランク上だったと思っています。それでも、ラルゴ君の整備は近くの整備工場に任せています。
 なんだかんだ言ったて、経験時間が違いすぎます。