燃費とCO2(二酸化炭素)2007年07月01日 10時49分42秒

 CO2の2は本当は下に付く小さい文字なのですが、変換方法が判りませんのでこれで済ませます。
 「燃費」と言うと一般的には「燃料1Lで何キロ走る」という事になりますが、本来はエンジンの回転数とトルク(回転力見たいな感じ)⇒馬力と勝手に決めた時間当たりの燃料消費量で表します。馬力にしないで、回転数とトルクにしたのは回転数1000rpm、トルク10kg-mと回転数2000rpmとトルク5kg-mが同じ馬力なるからです。
 この違い同じようですが、微妙な時には大きく影響する時も有ります。
 話を「燃料1Lで何キロ走る」の燃費に戻します。この燃料が燃えてエンジンを動かしますが、同時にCO2も出します。不完全燃焼分を取り敢えず無視すると、使った燃料の分だけCO2を出す事になります。
 ですから、同じ距離を走っても、燃費がよければよいほど、CO2の排出量は少ないことになります。
 渋滞はCO2を出すだけで、自動車ユーザーにしてみれば、「百害あって一利無し」なのです。
 渋滞を起こさないよう気をつけるだけでも、不要なCO2を出さないで済みますから、充分気をつけたいものです。

燃費とCO₂と燃料2007年07月03日 05時37分19秒

 やっとCO₂が変換できました(^ム^)。前回の燃費とCO₂には、ちょっと裏が有ります。同じ燃費でも燃料の種類によって排出されるCO₂の量が変わると言うことです。燃料に含まれる炭素の量が多ければ、CO₂も多くなります。簡単すぎましたか?失礼しました。(^^ゞ
 只、この場合、発熱量(燃料として使った時の発生熱量Kcal/kg=この場合は燃料の重さ1kg)が同じという条件がつきます。
 話が飛びますが、 私は勝手に、燃料をアルコール系(バイオ燃料もこちらで良いともいます)とガソリン(自動車用燃料の総称)系に分けてしまいます。ガソリンを1とするとアルコール系燃料の発熱量は0.5くらいです。炭素含有量はアルコールの方が少ないです。
 実は含まれている原子から発熱量を換算すると、アルコール系のほうが発熱量が大きく、より大きい馬力が得られる筈なのですが、メンドクサイ事が色々ありまして、結果的に、ガソリン発熱量1、アルコール0.5となり、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンが主流になるわけです。
 話を戻しまして、アルコール系の燃料で効率よく発生熱量が利用でき、ガソリンエンジンと同じ馬力が得られれば、多少燃費が悪くてもCO₂の発生の少ない走行が可能になります。これが、燃費とCO₂の関係の裏です。でも、燃費が悪いとその分燃料を積まなければならないという問題もありますし、その上、まだまだ、ガソリンよりアルコールの方が高価なので、夢の又夢です。
 通常の往復エンジンでは難しいのですが、ガスタービンのように、燃料の燃焼形態が違うエンジンだと未だ望みがあるかも。
 いずれにしても、自動車に使うには燃焼に安定性がないと、安全が確保できません。

燃費とCO₂と燃料2007年07月04日 05時48分30秒

 前回のCO₂を減らす方法は、実現していない(ひょっとしてどこかの研究室でやっているかも)方法でしたが、今回は今できるCO₂の減らし方です。当然、燃費も上昇します。
 それは、皆さんご存知のハイオクガソリンを使う事です。発熱量は1~2%ハイオクのほうが高いだけですが、燃費だと10~20%、(控えめ)ハイオクの方が良いようです。 
 私も、愛車ラルゴ君(エンジンはレギュラー仕様)に1年くらいハイオクを入れてみました。確かに馬力が上がった体感があります。エンジン音が静か(乾いた感じの音)になり、加速も良いです。その分、アクセルを踏み込まなくなりますから、便秘じゃなくて(失礼)燃費が良くなります。
 ハイオクの歴史を見ますと、私の記憶では太平洋戦争中に米空軍が使い始めたようです。このハイオクには四エチル鉛(有毒)が添加剤として含まれていました。その為、一旦、販売しなくなりましたが、現在は四エチル鉛を使わない、無害?のハイオクが出ています。添加剤は私の言い方で言うとアルコール系のようです。
 終戦後、進駐軍である米軍から盗んだハイオクガソリンを酒の換わりに飲み(飲兵衛は何処にでもいるようです)死んだり、身体に障害を起こした日本人が結構いたと親父(久し振りに登場)から聞いています。レギュラーガソリンは「カストリ焼酎」とかいって、普通に飲んでいたそうです。
 話がそれますが(私の話はよくそれる)、ガソリンが飲めるのかと思われる方も居るでしょうが、飲めるんです。高専時代、ガソリンスタンドでアルバイトをしていましたが、そこの社長が、「旨く無いけど、迎え酒には良いよ」と言って、実際に飲んでました。
 今ネットで見たら、本来の「カストリ」はアルコールを米空軍の空のドラム缶に入れていたようです。
 便利なものには必ず、「明と暗」「安全と危険」が在るようです。

ハイオクガソリンとハイオク仕様エンジン2007年07月05日 08時18分24秒

 1年くらい続けていた、愛車ラルゴ君の食事?をハイオクからレギュラーに戻しました。もともとレギュラー仕様でした。ハイオク、レギュラーの使い分けの理由は又の機会にします。
 昔は、ハイオク仕様エンジンにレギュラーガソリンを使う事、レギュラー仕様エンジンにハイオクガソリンを使う事はできませんでした。今回はハイオクエンジンにレギュラーガソリンが使えない理由を書いてみたいと思います。
 大きな理由は二つです。
 その1:当時はハイオクガソリンに四エチル鉛が入っていて、その鉛が、エンジンの吸気、排気バルブのバルブ面(吸気バルブが開いたときは、燃料ガスがエンジンの燃焼室内に入り、排気バルブが開いたときは燃焼室内で燃焼し終えたガス(煙?)を、燃焼室から出します)の密封性を維持していました。その為、四エチル鉛の入っていないレギュラーガソリンを使うとバルブを痛めました。
 その2:ハイオクエンジンの燃料ガスの爆発タイミングとレギュラーエンジンの燃料ガスの爆発タイミングは違います。ハイオクエンジンにレギュラーガソリンを入れて使うと、爆発タイミングが早すぎ、「早期着火」を起こし、馬力が落ちるだけ無く、最悪、エンジン温度が上がりすぎ、エンジン内部のピストンが熔ける場合も有ります。
 そんな訳で、昔は、ハイオクエンジンにレギュラーガソリンは使えませんでした。
 高速道路でピストンが熔けるとどうなるか、実は、私、体験があります。ガクンという感じでスピードが落ち、いくらアクセルを踏んでもスピードが出ません。細かい話は、次回にしますが、とにかく大事故にならず「良かった」の一言です。
 自動車を安全に走らせるということは、それなりの知識が必要なのです。

整備とエンジンピストンに穴があく?2007年07月06日 22時04分38秒

 エンジンピストンに穴が明くと言うのは、ピストンヘッド(ピストンの上面)が熔けて穴が明き、吸気、圧縮、燃焼(爆発)、排気、の全ての工程ができないということです。
 普通、自動車のエンジンはピストンが1個ということはありえませんから、1個だけ穴が明いたのなら、「馬力が堕ちるだけで済みます」と言いたいのですが、場合によっては、燃焼しない生ガス(ガソリンと空気が適度に混じり、爆発しやすい状態)がシリンダー(気室)内を通って、排気管に入り、壊れていないシリンダーからの高温燃焼ガスと混じり、爆発ということもありえます。たまに見られますが、道路を走っている車がバーンという音を出しているのが大体同じ状態です。
 車が壊れても良ければ、走っている時に、車のキーを切り、もう一度キーを入れて下さい。同じ状態になります。但し、車の安全、搭乗者の安全は保証できません。まねしないで下さい。すごい矛盾ですね。
 これをアフターファイヤーと呼び、ジェットエンジン飛行機なら墜落です。これが原因だろうと思われる事故、有りそうです。
 つまり、バーンという音、馬力の減少で済めば運が良いとおもうべきだと考えます。
 意図的にアフターファイヤーを起こす事はできますが、皆さんはそんなことしませんよね。100%安全義務違反違反ですよ。
 しかし、あまり恐れないで下さい。
 私がお話したいのは、これらの危険を、自動車整備工場での定期点検や車検で回避しているということです。素人の皆さんが安心して、車を運転し、ドライブを楽しめるのは、整備士がきちんと整備してくれるからなのです。私は元プロです。うぬぼれかも知れませんが、理屈だけなら、元プロより一ランク上だったと思っています。それでも、ラルゴ君の整備は近くの整備工場に任せています。
 なんだかんだ言ったて、経験時間が違いすぎます。