靖国神社の意味2008年08月16日 05時32分23秒

合祀対象者をWikipediaで見ると、戦犯(戦闘ではないのに人殺しや盗み等をした本当の犯罪人)として処刑された人も合祀される事になります。
(上官の命令に仕方なく従い、その結果として戦犯にされた方は、戦争の被害者であり、無実だと思いますので合祀されて当然です。)
命令した上官だけが本当の戦犯です。

この人達はどう考えても戦争で亡くなったとは思えません。

一方、東京大空襲等で亡くなられた民間人が合祀されていると聞いた事は有りません。殆どの人が国の為に何らかの活動をしていた時代ですから、国家総動員法の対象として合祀されても不自然ではありません。

靖国神社が慰霊の意味を持つのであれば、このれらの事は的確に整理されていなければなりません。

曖昧は許されません。


靖国神社に関しては宗教法人であるがゆえに、信教の自由という意味で憲法違反ということも問題に挙げられますが、これは別問題です。

仮に、宗教にとらわれない慰霊碑を別に作ったとしても、合祀されている方々がそのまま慰霊碑に移されれば同じ事です。

重要な事は事実を明らかにし、一般常識で合祀対象基準を決めることでしょう。
その結果、合祀から外される方はいないでしょう。しかし、結果は同じでも経緯が違い過ぎます。

戦争で亡くなられた方に対し「もう二度と過ちは繰り返しません」という意味の靖国神社だと思っていますので、戦地で犯罪を犯し、処罰された人まで合祀するのは、仕方なく戦争し亡くなられた方に対し、失礼だと思います。


「慰霊」の意味を深く考えなおす必要が有ります。

二度と戦争をしない為に。

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