暖機運転とCO22008年04月01日 05時24分08秒

 私がこのブログを書いているのは、安全、安心について話したいからです。
 特に、自動車は、メーカーのエンジン設計部で新型エンジンの開発実験をしていた事も有り、題材にしています。

 暖機運転とアイドリングは違います。
 「走らないのにエンジンを回す」という事は同じですが、エンジン温度が低いか、高いかの違いが有ります。高くて安定しているのがアイドリング、低くて、これから高い安定状態(アイドリング)になろうとしているのが暖機運転です。
 もっとも、言葉で話している時は、両方ともアイドリングです。会話の前後関係で、区別がつきます。

 暖機運転はエンジンを温める目的で行いますが、オイルを理想(設計値)状態で潤滑するという作業でもあります。

 暖機運転を含めたアイドリング時の排気ガスは意外と汚いんです。但し、排気ガス1Lあたりの割合です。総量はやはり、走っている時の方が多いでしょう。でも、走っているときは、ガソリンの無駄は有りません。大気汚染も必要最低限です。

 「矛盾だ、暖気運転の方が排気ガス汚いんだろう。何で暖機運転するんだ」と言われると思います。
 
 走っている時の為です。暖機運転は数分です。走っている時間は?です。暖機運転をしないで、いきなり走り出すと、エンジンを傷めます。詳しい事は別に書きますが、燃費が悪くなります。
 同じように走っても、燃費が悪いですから、CO2が多く出る事になります。CO2は燃料消費量に比例します。燃料が漏れていなければ。未燃焼ガスも燃料漏れの一部です。

 「たいした差は無いんじゃ無いの」と思われるかも知れませんが、5年、10年と乗るわけですから、大きな差です。まして、一回あたりの走行量が多い場合はもっと大きいです。