燃費20%アップの方法(オイル編)2008年02月02日 05時07分14秒

 年なのでしょうか、最近朝が早いです。「早起きは三文の徳」と言いますが、私には何時来るのでしょうか。(^ム^)

 昨日、お話しました燃費アップですが、一番効果が大きいのはバッテリーのようです。オイル交換はきちんとやるようにしていますのでそうなるのかも知れません。
 
 オイルでは1年以上辛い目(開発実験の時)を見ていますし、走行距離3000kmを越えたころから、何となくエンジン音が変わるような気がしますので、意外とまめにしています。エンジン音が変わってからでは遅いので、走行距離(交換から交換まで)で交換するようにしています。

 オイルの役目の中で、私が一番気にしているのは軸受けとシリンダーライナーとピストンの「あたり」です。

 軸受けとは、回転部分のメタルベアリングの事です。回転部分とは勿論、クランクシャフトです。

 クランクシャフトに加わる力は想定外でしょう。
 燃料がシリンダー内で爆発し、その圧力でピストンが往復運動をします。これを回転力に変えるのがクランクシャフトです。インターネット検索して頂ければすぐに構造はわかります。
 
 私が担当していたエンジンは100kg/㎠の圧力がピストンにかかります。
 概算ですが、自転車でいうと、約5トンの力(ペダルと足の接触面積を50㎠として)で足がペダルを押していることになります。

 その力をメタルベアリングが受けるのですが、綺麗なオイルがきちんと潤滑されていれば、適当な油膜が出来て、スムーズに滑りますから、全く問題ありません。
 ところが、交換をサボるとオイルの中に不純物が増え、その不純物がクランクシャフトのスムーズな回転を妨げるので、回転力が落ちます。
 その結果、アクセルを踏んでも、エンジン回転が上がらない、加速が悪い、スピードが出ないとかの症状になります。
 エンジン内に入る燃料はアクセルペダルの踏み込み量で決まりますから、エンジン内での爆発は同じです。この爆発音をエンジン音として聞いてますから、「エンジン音が変だ、何時もと違う」となります。
 又、交換をサボったオイルは粘度が下がります。適当な油膜が出来ません。その為、メタルベアリングを痛め、軸受け部がガタガタになります。
 これも、エンジン音を変えます。

 こんなわけで、オイルが「綺麗か、汚いか」でエンジンの力が変わるので、燃費に影響します。

 昨日のお話の中で、「ガタガタになったエンジンは無理です」というのは、このメタルベアリングが痛んだエンジンです。
 痛みが軽ければ、普段の走行時に直しようも有りますが、音で判るようですと無理かも知れません。

 ピストンとシリンダーライナーの状態も同じ事が言えます。
 それは、次回にします。
 こちらの方が影響が大きいかも知れません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://muneya.asablo.jp/blog/2008/02/02/2595902/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。