カーナビが付きました。2007年11月14日 07時41分29秒

 お久しぶりです。
 9月に、開いていた戸棚の戸に頭をぶつけました。むち打ちに近い状態になり、仕事等にも影響を受け、酷い目に遭いました。
 安全、安心をテーマに仕事をしていてこれではなさけないですね。開き戸ではなく、引き戸なら怪我をしなかった訳ですから、少しの努力と費用で怪我をしないで済んだかも知れません。皆さん気をつけましょう。
  
 安全で思い出したことが有ります。
 去年、先輩から頂いたカーナビをやっと愛車ラルゴ君に付けました。四苦八苦したあげく何とか動き出しました。

 付けて直ぐ動いたものですから、「ラッキー」と思ったら、GPSの反応が不安定で、三日間位苦労したあげく、先輩に、調整方法を聞いたら、「バッテリーどうした、交換した」
と言われ、ハッと気が付きました。
 頂くときに、装置の中にバッテリーが入っていて、2年毎に交換で、交換費用が1万円以上だということを。あっ痛~。

 本機の中を開けてどんなバッテリーが入っているのか確認したら、ちょっと特殊な乾電池でした。
 手にはいるかどうか不明です。まして、交換するには総分解。これではバッテリー交換で1万円以上掛かる訳です。
 どうするか、私の最大の強みは頂いた物です。「頂いた先輩には申し訳ないが、壊れたら、捨てればよい」です。ちょっと、改造して、バッテリー(3Vの乾電池)を外付けにし、乾電池も単三2本仕様に変更しました。
 理屈ではこれで大丈夫と解っていても、何が有るか判らないのが機械です。

 こわごわ起動したら、完全回復。
 カーナビを頂いた先輩にその旨電話したら、「動いて良かった。お前ならなんとかすると思っていた」と喜んでくれました。

 鼻を高々と言った感じですが、ちょっと待てよ「お前なら何とかする」?
 動かなくてもおかしくない機械という事ですか。

 このカーナビは一生懸命働いてくれていますが、気になることが一つあります。

 道が気になると、ついつい画面を見てしまうことです。ヒヤっとしたことは有りませんが、慣れないため気になります。カーナビが「曲がれ」と言うと、どの曲がり角?。一本目?二本目?。

 本来は、画面を見ず、前を見て、自分で判断し、安全を確認してからちらっと見る。
 或いは、一旦、車を止めて、確認するのが当たり前なのですが、意外と難しいです。首都高速どうする?。

 やはり、あらかじめ、地図で道を確認し、どの道を通るか決めて、カーナビに道順を記憶させ走る。道を間違えても気にしない。
 道を間違えたら、一旦、停車して、カーナビの再探索情報を見直す。
 これが、簡単にできるのが、カーナビの最大の特徴だと私は思います。
 早く、これに慣れないと、安心してカーナビを使う意味がない。

 やはり、安全安心は努力なしで得る事はできません。

病気の不安を交番が解消してくれました。2007年11月15日 00時54分31秒

 今日、足立異業種交流会未来クラブの定例会が有りました。定例会後の懇親会会場に入る直前、急に体調が悪くなり、病院へ行きました。既に診療時間は過ぎましたので、待合室で少し休み、外に出ました。

 昼間から腰痛が酷かったのですが、5年前の交通事故以来、良くある事なので、気にしていませんでしたが、今日は無理が祟った様です。体調不良から不安が強くなるのは、いつもの事ですが、今日は何回か救急車を呼ぼうという気になりました。その反面、この程度で貴重な救急車を呼べるかという気にもなりました。

 タクシーで家に帰るにも、途中で具合が悪くなったらと不安で、どうしようも有りませんでした。家の者には連絡したのですが、来るまでには時間がかかりそうです。

 そこで、不安感を少しでも無くすため、北千住駅前の交番の前で待つ事にしました。交番の前で休んでいるとお巡りさんから、職質を受けました。これを待っていました。免許書を提示し、事情を話したら、「中にお巡りさんが居るから何かあったら直ぐに言いなさい」と言って、そのお巡りさんは巡回に行かれました。

 これで、何時でも救急車が呼べると安心しました。家内が来るまで、何回か貧血のような感じに襲われました。しかし、交番にお巡りさんが居るという安心感は、この不安感を何とか押さえてくれ、やがて、家内が迎えに来る迄、救急車を呼ばずに済みました。

 不安は体調を余計に悪くします。呼ばなくても良い救急車を呼ぶ事になります。体調を崩した時、傍に警察官常駐の交番が有った事は、幸運だったと思います。

 家内が迎えに来てくれた頃には、自分でタクシーに乗って帰れるくらいまで体調は戻っていましたが、警察官常駐の交番が無かったら、多分、不必要な救急車を呼んでいたでしょう。

 交番は日本が始めた、街の安全、安心を維持するシステムで、外国も真似しているようです。

 最近では、人件費削減のため、警察官が常駐する交番が減っています。朝、散歩する交番は常駐では有りません。これで良いのかと思う事が良くあります。

 ガソリン税や、消費税が目的税として存在してますが、安全、安心税の財源もしっかりして、警察官常駐の交番を増やして欲しい物です。

 安全、安心は絶対にタダでは手に入りません。

車検とブレーキ2007年11月19日 07時42分39秒

 急に寒くなりましたが、皆さんお元気ですか。えっ、水曜日に大騒ぎしたやつに言われたくない。はい、確かに。(^^;)
夕刊の釣りコーナーにあちこちで冬の釣りが盛んになり始めたような記事が載っていました。良い釣りシーズンですが、寒いので、できれば車の座席から釣りをしたくなりますね。
 釣り場に着いたら直ぐに竿を出す。後は、車の中で暖かくして、ウトウトしながら竿先に当たりが来るのをゆっくり待つ。
 実に贅沢、怠け者の釣りですが、ガツガツ魚を釣りたくないと言う人にはうってつけだと思います。

 車で釣りに行くわけですが、大事なことは安全運転。そこで、聞きますが、安全運転で一番重要なことは何でしょうか。
 無免許は許されません。
 飲酒運転は絶対駄目。
 もっと重要な事が有ります。整備不良車を運転しないことです。
 整備不良車を運転していたら、免許が有って、酒を飲んでいなくても、事故を起こす可能性大です。「止まれなかった」では済まされません。
 整備不良の中でも、一番注意しないといけないのがブレーキです。
 ブレーキは確実に作動しなければ車はなかなか止まりません。
 なにせ、1.5トンくらいの重さの物が時速数十kmで走るわけですから、それを止めるのはトンでもない重労働です。
 なのに、ブレーキは、多分一番無視される機能ではないかと、最近、気が付き始めました。

 車検時のブレーキ確認は目視で損傷が無く、止まれば良いのです。
 何か試験装置を使って性能や効率を検査する事は有りません。ブレーキテスターという機械が有り、その上に自動車を載せ、基準値の回転力でタイヤを無理矢理回そうとして、タイヤが回らなければ車検合格です。
 「一定の距離以内で急停止できる」という実値試験はしません。

 例えば、車を時速60kmで走らせて、急ブレーキをかけ、20.25メートル(この数字は工学上の数字ですが、事故の場合はこの数値を基準にするようです。)以内で停止しなければ駄目という実値検査はしません。

 この試験を行うとしたら、100m以上のテストコースが無いと試験できないでしょう。そんなテストコース車検場に有りませんし、試験自体、危険で仕方ないでしょ。数値は決まっていますが、実際にやることは不可能です。

 そこで、ブレーキの制動トルクを基準にして、車検OK、或いは、駄目の試験をするわけです。

 実値検査を実行しようとすると、大がかりな費用、装置が必要となりますので、検査を受ける費用が高額になりますから、現実的では有りません。
 
 どうやら、私たち、ユーザー一人一人がブレーキに気を付ける必要が有るようです。
 どうすれば良いかは、長くなりますので、次回より。

車検とブレーキ その22007年11月19日 22時23分06秒

 前回の、車検時のブレーキチェックの話を、一般の方(ブレーキを自分で確認しない人。私は自作測定器で測定しました)にしますと、必ず、「えっ、嘘」という返事が返ってきます。
 「車検が合格ならブレーキは最善の状態じゃないの?」と言います。
 確かに、制動トルクを基準にすればブレーキの制動能力は確認できます。だからと言って、制動距離の確認をしたわけでは有りませんし、事故を起こしたときの過失割合の算定基準になったりする、工学的な計算式と比べると、意外と甘い数字です。

 だからと言って、いい加減な検査をしている訳では有りません。運転者の性別、年齢、服装(特に履いているのも)、天気、その他の環境で制動距離は極端に変わりますから、これしか方法(制動トルク基準)がないでしょう。

 熟練の整備士さんなら、いろんな方の車のブレーキを見ていますし、ユーザーの方の事も良く知っていますから、そのままで良いか悪いか直ぐ判ります。
 しかし、整備士さんが、「このブレーキ危ないから交換しましょうとか、修理しましょう」とか言うことは、『余程酷いブレーキ』でなければ、ないようです。
 押し売りのように受け取られるので、『言いたくても言えない』と言う整備士さんも結構多いようです。ユーザーから整備士さんに、「ブレーキ見ておいて下さい」と言う事もないそうです。
 ユーザーの皆さんは「車検が合格ならブレーキは最善の状態」と思っていますから、当然と言えば当然ですが、かなり、不安ですね。

 何か目に見える方法で、整備士さんから、自動車ユーザーに、「ブレーキの現状」を言えるような方法を考えないと駄目ですね。
 なんと言っても、ブレーキは安全の要ですから。

 ブレーキはドライバーの目で見えないところにありますから、定期点検や車検時に、よく見て貰い、その結果を聞くようにしたいものです。
 少し費用がかかっても、運転中に「ヒヤリ」とするより良いでしょう。
 安全、安心をタダで手に入れる事はできません。

 この「ヒヤリ」ですが、ハインリッヒの法則というのが有りまして、3~4%の確率で事故に繋がるようです。タバコと肺ガンの関係より遙かに高い確率のように、私には見えます。

 ハインリッヒの法則に関しては次の機会にお話したいと思いますが、工場現場で働く人は殆ど、受講しています。

安心、安全と矛盾2007年11月21日 08時39分53秒

 昨日、作業中に怪我をしました。安心安全を課題にしている私としては、完全に失格です。
 製作中の機械の下に、部品を付けるため、機械をずらした際に、機械が傾き、機械と作業台の間に親指が挟まりました。挟まれる前にさっと抜いた積りだったのですが、抜く際に、親指を捻ったようです。骨折はしていないと思いますが、力を入れると痛みます。

 挟まれていたら、間違いなく骨折でしょう。何せ、60~70kgくらい有りますから。
 骨折しなかっただけでも不幸中の幸いでした。機械を壊しても、身体を逃がす習慣はあります。これが熟練工の安全技術です。

 機械が壊れたら、大損害なんて事は絶対に考えません。ですから、この程度で済みました。

 おろしたばかりの作業服を汚したくないので、床に座り込まず、中腰で何とかしようとしたのが原因です。汚れて良い作業服だっら、床に座り込んで、無理せず、したから作業したでしょう。多分、怪我せずに済んだ筈です。

 この矛盾わかりますか。
 数百円の洗濯代を惜しみ、治療費と、治るまでの仕事への影響(作業効率が落ちますから、工賃と言う意味で金銭に換算し損害となります)。
 機械が壊れていたら、数十万の損害となるでしょう。
 たかだか、洗濯代をケチったばかりにこうなるのです。

 安全と安心を維持するには費用がかかりますが、最善を尽くせば、極めて安く済みます。
 それが解っていて何故やらないのか。
 自分だけの軽傷で済んだ事を神様からのプレゼント、幸運と考えるしかないのが悔しいです。