ハイオクガソリンとハイオク仕様エンジン2007年07月05日 08時18分24秒

 1年くらい続けていた、愛車ラルゴ君の食事?をハイオクからレギュラーに戻しました。もともとレギュラー仕様でした。ハイオク、レギュラーの使い分けの理由は又の機会にします。
 昔は、ハイオク仕様エンジンにレギュラーガソリンを使う事、レギュラー仕様エンジンにハイオクガソリンを使う事はできませんでした。今回はハイオクエンジンにレギュラーガソリンが使えない理由を書いてみたいと思います。
 大きな理由は二つです。
 その1:当時はハイオクガソリンに四エチル鉛が入っていて、その鉛が、エンジンの吸気、排気バルブのバルブ面(吸気バルブが開いたときは、燃料ガスがエンジンの燃焼室内に入り、排気バルブが開いたときは燃焼室内で燃焼し終えたガス(煙?)を、燃焼室から出します)の密封性を維持していました。その為、四エチル鉛の入っていないレギュラーガソリンを使うとバルブを痛めました。
 その2:ハイオクエンジンの燃料ガスの爆発タイミングとレギュラーエンジンの燃料ガスの爆発タイミングは違います。ハイオクエンジンにレギュラーガソリンを入れて使うと、爆発タイミングが早すぎ、「早期着火」を起こし、馬力が落ちるだけ無く、最悪、エンジン温度が上がりすぎ、エンジン内部のピストンが熔ける場合も有ります。
 そんな訳で、昔は、ハイオクエンジンにレギュラーガソリンは使えませんでした。
 高速道路でピストンが熔けるとどうなるか、実は、私、体験があります。ガクンという感じでスピードが落ち、いくらアクセルを踏んでもスピードが出ません。細かい話は、次回にしますが、とにかく大事故にならず「良かった」の一言です。
 自動車を安全に走らせるということは、それなりの知識が必要なのです。